今回は子どものがまん強さのお話です。
こんなことありませんか?
転んですぐ泣く、おもちゃをとられてすぐ泣く。
もう少し我慢強くなってほしいなー
そう感じているお家の方もいるのではないでしょうか?
今回の記事を読めば、子どもをがまん強くするコツを学べますよ。
結論
子どもをがまん強くするためには、ネガティブな感情を安全に抱えておくこと
早速ですが問題です。
「がまん強い子」の育てるためには、親はどのようなかかわり方をすればよいのでしょうか?
次の5つの中かから選んでください。
①子どもの時から頑張ってがまんをさせて根性を鍛える
②良いところがあったら積極的に褒めて、悪いところがあったら厳しく注意する
③何が何でも褒めてほめちぎる
④転んだりしても「痛くない、大丈夫」と声をかけてあげて、痛みという感情を感じさせないようにす る
⑤ネガティブな感情をできるだけ出させてあげて、その子の視点に合わせた対応を一緒にする
どうでしょうか?
この中で子どもが将来的にがまん強くなるかかわり方はどれでしょうか?
それでは一つずつ見ていきましょう。
まず①です。
スポーツ漫画によく出てきそうなかかわり方ですね。
しかし、このようながまんの精神論のような対応だと自分の意思表示ができなくなるので、自分自身の感情との会話が苦手な子になってしまいます。
そのため、無理をしすぎて、自分を大切にすることができなくなるので非常に危険です。
次は②です。
一見良さそうに見えますよね。
しかし②の対応はよいところを褒めるのは良いですが、悪いところを厳しく注意しすぎると、逆に悪いところにばかり意識がいきます。
そうなると、自己評価が高まりにくく、自分のよいところに気づきにくくなってしまいます。
次に③です。
先ほど褒めるのはよいと言いましたが、何でもかんでも褒めるのはよくありません。
褒めるというのは子どもに適切な行為を意識させる一つの方法です。
ですので何でもかんでも褒めると、適切な行動を意識しにくくなるので逆に何も学べなくなってしまいます。
次に④です。
よく言っている場面ききますよね。
④は感情を麻痺させるような対応です。
そうなると自分の悲しみや苦しみや喜びなどの感情が理解しにくくなります。
自分や他者の感情が理解できずに混乱するようになってしまいます。
最後に⑤です。
これが答えですね。
子どもは感情を制御する力がまだありません。
その時に必要なのは、安心・安全感です。
ですので無理に感情を押し込めてしまうより、ネガティブな感情を安全に抱えておく方がストレスに対する耐性を育てていくためには重要なのです。
例えば、転んだときは十分に泣かせてあげて、そして、「痛かったね」と言って寄り添い、安心させてあげるなどの対応のしかたがよいということですね。
いかがでしたでしょうか?
がまん強い子にするためにはネガティブな感情を出させてあげて安心感を与えるといいのですね。
以上参考になったいたら嬉しいです。
それではまた!
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