今回はテーマがだいぶ広いですが子どもの幸せについて考えていきます。
ウェビーイングという言葉、昨今よく聞きますよね。
ウェルビーイング(well-being)とは、心身と社会的な健康を意味する概念で 身体だけでなく、精神的、社会的にも満たされている広い意味の幸福・多面的な幸せを表す言葉です。
身体が健康なのはもちろん、社会的・精神的に健康でなければならないということですね。
身体の健康は分かりますよね。
では、社会的・精神的健康とはどういう事でしょうか?
実は社会的・精神的健康が子どもの幸せに大きく関わっています。
結論
子どもの幸せの源泉は対人関係
ハーバード大学が対象者の一生を幼少期から老年期に至るまで追って、人の幸せとはどんな要因が影響を与えるのかの実験をしました。
その結果、人の幸せに大切なのは仕事の成功や収入の多さ、IQといった指数ではなく、「良い人間関係を築くこと」だとわかりました。
ではこの研究でいう人間関係とはどのようなものでしょうか?
以下の3つがあります。
①良好なコミュティ
②人間関係のクオリティー
③良い人間関係が脳を守る
①良好なコミュティ
家族や友人などの社会的つながりが良好な人ほど、身体的に健康であり、孤独を感じている人ほど早く亡くなっている。
②人間関係のクオリティー
良い人間関係というのは、友人が多かったり、結婚していたりするだけでは意味はなく、愛情が乏しく、不仲な夫婦は不健康になる。どれだけ親密な関係を築けるかが大切。
③良い人間関係が脳を守る
「困ったときに助けてくれる」「信頼できる人がいる」という人は記憶が長続きし、逆に「だれも信用できる人がいない」という人は、より早く記憶の低下が起こっていた。
子どもの頃や若い時は、夢の実現や将来の成功を幸せの基準におくことが多いでしょう。
しかし、長い目で見れば、人の幸せは人とのかかわりの中にあるといえますね。
私も普段の学校生活では友だちがいるからこそのあなただよといつも言うようにしています。
ご家庭でも他者との関りについて強く意識して子どもに接するといいと思います。
以上参考になれば嬉しいです。
それではまた!
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