今日は子どもが伸びる褒め方についてのお話です。
結論からいうと、子どもを伸ばすためには結果より過程を褒めて下さい。
過程を褒めるってどういうこと!?
今から分かりやすく例を出して説明します。
子どもが絵を描いて「見て!見て!」と持ってきました。
皆さんはなんと褒めるでしょうか?
「すごいね!」
「上手だね!」
「絵の才能があるね!」
と褒めていないでしょうか?
もちろん、こういった褒め方でも子どもは喜びますが、これは上手に描けた絵に対してや子どもの才能について褒めています。
つまり、子どもは絵が上手だったから褒められたんだ。
上手にかけた自分だったから褒められたんだ。
と感じ、絵が上手に描けたことが良くて、絵が上手に描けないことは悪いと学びます。
その結果、今まで楽しく描いていた絵が、褒められるために描くという目的にかわります。
これだと子どもが常に結果を求めるようになり、プレッシャーを感じ、自主性、主体性が失われます。
では、どのように褒めればよいでしょうか?
それが過程を褒めるやり方です。
例えば先ほどの絵を例にすると、子どもが絵を見せに来たらこのように言います。
「この絵はどこを工夫したの?」
描いた絵には子どもの思いがあるはずです。
ですので、まず、どこをどう描いたのか具体的に質問します。
そうすると子どもが工夫した所を嬉しそうに話すはずです。
そうしたら次は、
「ここを工夫して一生懸命描いたからこんないい絵が描けたんだね。」
とその努力や工夫が良い絵を描くのにつながったことを価値づけしてあげます。
そうすると、考えて工夫したから良い絵になったんだ。
一生懸命描いたらいい絵になったと
子どもが良い絵になる過程の大切さに気付くはずです。
そうすることによって今度も一生懸命頑張ろう。今度はここを工夫してみようと次の活動へ前向きに取り組むようになります。
このように結果ではなく過程に目を向けるよう褒めてあげると子どもが伸びますよ。
是非やってみて下さい。
ではまた!
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