今日は運動と学力との関係のお話です。
結論から言うと運動をすると学力が上がります。
こんなデータがあります。
小学校で週2回体育の授業(普通の小学校では大体週2回です)を取り入れたクラスと毎日取り入れたクラスの「読み・書き・計算」の力を比較しました。
すると、毎日取り入れたクラスの方が算数や国語、英語で良い点を取ったのです。
しかもその効果は何年も続きました。
さらにこんなデータもあります。
この研究では子どもの体力に着目し、学力を分析しました。
すると、体力がある子どもは、学力も優れていることが分かりました。
ではなぜ運動すると、学力が上がるのでしょうか?
それは運動すると脳が鍛えられるからです。
どこが鍛えられるかというと、脳の灰白質(脳の外側)と白質(脳の内側)です。
灰白質は「情報の選別」や「記憶の処理」など脳の複雑な営みを担当します。
脳のエネルギー消費の9割を占めるのが灰白質です。
白質は情報を各領域に伝える役割を担います。
脳の60%が白質です。
つまり、筋肉と同じように運動をすると、脳がどんどん鍛えられていきます。
では具体的にはどんな運動をするのが良いのでしょうか?
ポイントは心拍数です。
どんな運動でも構いませんが、少しハァハァ息の上がる運動が良いでしょう。
でもどうしてもそれが難しい場合は、立って勉強するだけでも効果があります。
大事なのは身体をよく動かすことです。
スポーツクラブに入らなくても大丈夫です。
日頃の生活に少し運動を取り入れるだけでも違いますよ。
是非やってみて下さい。
ではまた!
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